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『犬の夜泣き』その原因と対処法は?

犬の飼育をしていると、必ずと言っていいほど夜泣きというものが付きまといます。特に、犬の飼い始めに多い行動です。

たとえ子犬からの飼育であっても、里親として引き取った場合であっても、この夜泣きというのはほぼ確実にあるものです。

今回は、そんな犬の夜泣きについてご紹介いたします。

 

なぜ夜泣きするの?

 

夜泣きをする理由は、人間の赤ちゃんの場合とほぼ同様です。つまり、寂しい気持ちや不安な思いが原因で夜泣きをするわけです。

親や兄弟から引き離されて、全く異なる環境へ連れてこられるわけですから、犬にとってこれほどのストレスになることはありません。

引越しなどもそうですが、環境の変化は犬にとって非常に大きなストレスになるのです。

実際、飼い主となる人に徐々に慣れさせながら1年ほどをかけて引き渡すというブリーダーもいます。それも、犬のことを第一に考えてこそです。

飼い主としては、子犬を迎えてウキウキかもしれませんが、その裏で、犬は大きな不安と闘っていることを忘れてはいけません。

夜泣きによって睡眠を邪魔されることで苛立つ人もいるかもしれませんが、それは決して犬のせいではないことは理解するようにしましょう。

犬を飼うということを決めた時点で、夜泣きも受け入れるべきポイントであることは知っておいてください。

 

まずは犬の不安感を取り除くことに専念しましょう

 

夜泣きがうるさいからといって、叱ってしまうのは賢い飼い主とはいえません。犬の気持ちを理解できない飼い主というレッテルを貼られてしまっても文句は言えません。

夜泣きの主な原因は不安感や恐怖感などのストレスによるものですから、まずは、そうしたストレスを除去することに努めるようにしましょう。

夜、一人ぼっちにされることで不安や恐怖を抱くわけですから、一人ではないことを教えてあげることも必要となります。

飼い主が見える場所にケージやサークルを置いておくのもひとつの方法ですし、ケージやサークルなどを布で覆ってあげるのも恐怖心を和らげてあげるのに効果があります。

とにかく環境に慣れてしまいさえすれば夜泣きは治まりますので、その間は飼い主としての腕の見せ所というか、懐の深さを示す良い機会となります。

 

不安や恐怖以外でも夜泣きがある?

 

夜泣きの多くは、新しく環境が変わってしまう飼い始めがほとんどですが、それ以外でも夜泣きをすることがあります。

例えば、病気による苦痛や怪我による痛みなどがその代表例と言えます。

また、ケージなどへ入れて寝かせている場合はトイレに行きたいことを夜泣きで知らせることもありますし、空腹が耐えられずに夜泣きすることもあります。

寝る前はあまり水を飲ませすぎないことやトイレを済ませてから寝かせることも大切ですが、できることならケージへ入れなくても一人で寝られるようにしつけるのも良いでしょう。

ケージで寝ることもできるし、それ以外でも寝れるという状態にまでなれば、いざという時でも夜泣きを起こすことはなくなります。

また、自由に動くことができれば、自分でトイレに行くことができるので夜泣きに悩まされることもありません。

さらに、夜中に空腹で夜泣きする場合は、寝る前におやつなどを与えるだけで改善することもあります。

犬の胃酸はとても強いので、あまりにも空腹になってしまうと吐いてしまう犬もいます。吐しゃ物が喉に詰まるなどの危険もありますし、吐しゃ物を放置しておけば衛生的にもよくありません。

寝る前におやつを与えてあげるだけで、空腹による胃酸の刺激を和らげることが可能です。

 

飼育環境に慣れているはずなのに夜泣きが始まるのはなぜ?

 

長年飼育し続けて、愛犬も生活や環境に慣れているはずなのに突然夜泣きが始まった場合、それが老犬であれば痴呆による夜泣きかもしれません。

人間の認知症患者を例に挙げると、深夜に徘徊するなどの症状がよく知られています。

これは、昼と夜を認知できないことによるものですが、犬にも同様の症状が現れることがあります。

この場合、動物病院に相談しながら改善策を探っていくことになりますが、日中に日光浴をさせることで自律神経の司る体内時計をリセットさせてあげることで改善することもあります。

いずれにせよ、老犬になれば体のあちらこちらに異変が生じてしまいますので、痛みによる夜泣きなども多くなる傾向にあります。

老犬になった段階で、健康診断なども欠かさないことが非常に重要となります。

 

夜泣きで甘えを許してしまうとその後のしつけに影響がでる!?

 

以上見てきたように、夜泣きには不安や寂しさ、恐怖、苦痛など様々な要因があります。

苦痛などは別として、飼育し始めの段階で夜泣きに対して甘い対応をしてしまうと、その後のしつけもややハードルが上がってしまいます。

夜泣きというのは、犬の側でも自分の訴えがどれだけ聞き入れられるのか、飼い主を試すための判断材料ともなるものです。

夜泣きするたびに甘い対応をしているうちに、いつの間にか主導権を握られてしまい、ワガママ犬になってしまうという可能性もあります。

しつけということを考えるのであれば、夜泣きがうるさくても決して甘い態度で接しない強さが求められます。

「吠えれば来てくれる」ということを子犬のうちから知ってしまうと、とにかく無駄吠えが多くなってしまいますので、その後のしつけに手を焼くことになってしまいます。

「夜泣きして可哀想」という理由も分からないではありませんが、そこは犬のためと思って心を鬼にしなければなりません。

それに失敗すると、要求癖が付いてしまったり、留守番もまともにできない犬になってしまいます。

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