本年も格別のご愛顧を賜りましたこと、心より御礼申し上げます。
師走に入り、慌ただしくなってきましたが、貴社ますますご清祥のことと心よりお喜び申し上げます。
さて、本年も数えること残り少なくなって参りました。
本年も、新しく取り組むべきことなどが多く、常に学ぶべきことが多い一年でした。
皆様には本年も多大なるご協力を頂きまして、誠にありがとうございます。
少しずつ新しいことにも慣れ、新しい習慣などにも慣れ、今後も定着していくことを願っております。
まだまだ先行きの見えない昨今ではございますが、日々の努力によって明るい日々になることを信じております。
今後も予期せぬ事態などに対して前向きに取り組めるよう、日々精進していきたいと思います。
そのためにも、まずは健康第一に過ごしたいと思っております。
皆さまにおかれましても、健康に留意しお過ごしください。
末筆ながら、皆様方のご健勝をお祈りしますとともに、今後なお一層ご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。
犬を飼育されている飼い主にとって、犬の健康管理は徹底しなければなりません。
口が聞けるわけではないので、犬の様子を観察することを怠らないように、常に犬とのスキンシップやコミュニケーションはとっておきましょう。
さて、冬の季節になると犬も寒いと感じるのでしょうか。
もちろん、犬も寒さを感じるので、室温についても温度管理はしっかり行いましょう。
快適に過ごせるといわれている室温は20度前後、湿度40~60%です。
冬になるとエアコン(暖房)もつけるでしょう。
犬に適切な温度設定は、部屋の広さや日当たりにもよりますが、約18~26度くらいがいいと言われています。
人間にとっては少し肌寒いくらいの温度です。
ただし、犬の年齢(若齢・高齢)や病気の場合は体温調節がうまくできないこともあります。
温度を下げすぎないように気をつけましょう。
温度や湿度によって病気を誘発させてしまったり、悪化させたりすることもあります。
人間に快適な室温や湿度ではなく、犬にとってのベストを保つように心がけましょう。
それが難しい場合には、居住スペースは分けることをおすすめします。
しかし、エアコンのない室内では寒いときにはどうすべきでしょうか。
犬が快適に過ごせる環境をつくってあげるようにするのがベスト。
そのため、冬用の毛布などを上から掛けてあげたり、または下に敷いてあげると寒さ対策として効果的です。
お腹には被毛が少ないので、より温かさを感じられます。
また、普段生活をしている高さに温度計を取り付けて室温をチェックしたり、すきま風や床に近い位置からの冷気にさらされていないかを確認しましょう。
愛犬の毛質が悪くなってきている…。飼い主も毎日、頭を撫でたり、体を触ったりすれば、毛質の変化に気づくはず。
もちろん、季節的な変化もありますが、そのままにしておくと抜け毛が増えたり、皮膚病に気づかないことも。
おすすめは、被毛と皮膚の清潔を保つことです。もちろん、愛犬の生活全般の見直しも必要になります。
しかし、毛質の改善ならシャンプーとブラッシングが重要になります。
シャンプーは毎日!というのはあまりおすすめしません。シャンプーのしすぎで、必要な皮脂まで洗い流してしまうと、皮膚病になりやすくなります。
犬の皮膚はデリケートです。なので、犬用シャンプーも低刺激なものを選ぶようにしましょう。
犬によっては毛質でなく皮膚にトラブルがある場合も。
乾燥が気になる愛犬なら、シャンプーの後にオイルを数滴垂らしてマッサージするようにすれば、皮膚の保湿に繋がります。同時に毛並み、ツヤ、ハリにも効果的です。
また、被毛が長いミニチュアダックスフンドなどはタオルドライをゴシゴシせずに優しくします。
その後は、しっかりとドライヤーで乾かします。なかには、自然乾燥させるケースもありますが、生乾きだとニオイが気になり、皮膚病の原因にもなります。
低温で、仕上げには冷風をあてて乾かしましょう。
さらに、被毛を美しく保つにはブラッシングにもポイントがあります。
ブラッシングをすることで、皮膚の状態を確認できたり、ノミヤダニなどにも気づきやすく、健康状態を見極めやすくなります。
ちなみに、愛犬の毛質に合ったブラッシングを心がけますが、毎日のお手入れにはマッサージ効果がある「ラバーブラシ」やツヤがでる「獣毛ブラシ」を選んでみましょう。
やさしく、前から後ろへと梳かしていきます。
愛犬の毛並みがイマイチ、ツヤ感が無くなっている…そんな悩みがあるなら、毛質を改善させるサインだと思ってください。
毛質が悪くなっているということは、その土台の皮膚もトラブルになっているということ。
改善できる方法は至ってシンプル。ドッグフードを見直してみたり、日頃からできることが多めです。
まずは、食生活を改善させます。およそ1ヵ月〜2ヵ月程度で改善の実感ができます。
ドッグフードは薬ではないので、毎日少しずつの変化です。
個体差もあるので1ヵ月〜2ヵ月程度は同じフードを与えて様子を見るようにしましょう。
フードをコロコロ変えてしまうと効果的ではありません。
ドッグフードを見直すのは飼い主にとっても手軽さがあります。
愛犬には「動物性たんぱく質」が豊富に含まれているドッグフードを与えます。
たんぱく質には、筋肉、内臓、皮膚、被毛というように愛犬の体をつくる上で重要な栄養です。
しかも、犬が必要とするたんぱく質は人間が摂取する量の4倍以上です。
また、たんぱく質なら何でもよいというわけではありません。
毛質がよくなるためには、消化吸収が良く、品質の高い「動物性たんぱく質」を摂取させます。
ドッグフードの第一主原料に肉類を多く使用しているかを確認しましょう。
栄養豊富で消化吸収が良いので、毛並み改善に期待がもてます。また、少食であるならサプリメントを併用するのもいいでしょう。
他にも、日頃から取り入れられることといえば、定期的にシャンプーをしたり、日々のブラッシングを意識したり、ストレスを発散させてあげることなどです。
特に、ストレスを和らげると被毛にツヤ感が蘇りやすくもなります。散歩は頻度よく連れて行きましょう。
犬は人に比べて暑さを苦手とします。それは地面に近い背丈しかないからです。
また、犬は平熱が約38度前後あり、体にたくさんの被毛が生えているので暑さに弱い動物となります。
そんな犬にとって暑い夏は凄く過ごしにくい季節となってしまいますので、少しでも快適に過ごさせるよう夏は他の季節とは違う生活スタイルにする必要があります。
散歩時の気温の高さに加え、地面は照り返しが強く、真夏のアスファルトともなれば50℃を超えることもあります。
特に小型犬の場合にはそうした照り返しの熱の影響をダイレクトに受けてしまい、体温も上がりやすくなります。
しかし、ストレス発散や運動のために散歩が日課の犬の場合には、夏でも散歩を急かされるでしょう。
この場合、早朝あるいは日が沈んで涼しくなった頃に散歩に連れて行くのがベストです。
外の道路を手の平で触ってみて、熱くなければ大丈夫です。
ちなみに、夏の日の散歩コースとしておすすめは、日陰のあるコースです。
アスファルト舗装ではなく、ウッドチップ、芝生などが敷き詰められたコースです。
日陰は直射日光から犬や飼い主を守ります。樹々の下は風通しも良く、身体の負担になりにくいでしょう。
また、散歩に出かけるときには水は必須アイテムです。息切れが激しい場合にはすぐに休憩を入れてあげて、お水を摂取させましょう。
うちわや、ミニ扇風機などもあればより快適です。日陰をつくる意味も含めて、飼い主が日傘をさしてあげて散歩するのも良いでしょう。
水を直接かけたり水で濡らしたタオルを体にくっつけるのも良いですが、霧吹きを使って体温を下げる方法もおすすめです。
飼い主にとっての快適な室温が、犬にとっても快適な室温とはいえません。
というのも、体温調節のために汗を出すエクリン腺というのが、犬の場合には足裏にしかないからです。
そのため、火照った身体を冷やしにくいのが特徴です。
よく、冬の童謡に謳われていますが「犬は喜び庭駆け回り」というように、犬は寒さには強いのですが、夏の暑さには弱い生き物です。
犬にとって適切な気温というのは飼い主が少し肌寒く感じる秋口の気温です。
特に夏場は体調を壊してしまうことがあるので、愛犬の日々の様子を観察することが大切です。
また、夏の気温は犬にとっては大敵で、熱中症のリスクがあります。
もちろん、人も夏に熱中症を発症するリスクがありますが、犬は地面から近い背丈です。
また、温度調節しづらい生き物です。熱中症に陥ると、食欲不振や吐き気などを起こしてしまいます。
熱中症は外にいるときに発症するイメージを持たれやすいですが、室内でも発症します。
対策として、ただエアコンの温度を下げるだけでなく、ドライ設定で湿度も下げて冷房の効かせすぎを防ぎましょう。
エアコンの設定は部屋の広さ、犬の種類によっても異なります。
目安は、犬がパンティング(気温が高いときに見られる口を大きく開き、浅く呼吸をすること)をしていない状態でいる設定にすることです。
しかし、冷房をつけっぱなしというのは環境面・電気代双方から気になる方も多いことでしょう。
ワンちゃん用ジェルマット(保冷剤の入ったマット)など、市販の冷却グッズを活用するのもおすすめです。
愛犬が熱中症にならないよう、エアコンの活用はもちろん、様々なグッズを活用し、適正な室内温度で快適に夏場を過ごせるようにしてあげてくださいね。
人が暑さや寒さを感じるように、犬も気温や湿度に応じた対策をしなければバテてしまいます。
特に夏の気温差には注意が必要です。朝方涼しく感じる時もあれば、熱帯夜のまま寝苦しいまま朝を迎える時もあります。
犬が暑さを感じているのを飼い主は分かっているでしょうか。
人と違って犬は言葉を発することがないので、見分けるとなると犬の「行動」にそのサインが現れています。なので、そのサインに気づいたら暑さ対策をしてあげましょう。
夏の気温でバテてしまう犬が温度調節したいと飼い主に訴える行動としては冷たいフローリングなどの床にお腹をつけて寝そべる姿であったり、水をたくさん飲んだり、動いていないのに荒い息づかいをしていたりする時です。
お腹には被毛がほとんどなく、体温調節をしやすい部位になります。そのお腹を冷たいフローリングに押し付けて寝転んでいるときには注意が必要です。
また、夏は水を摂取する量がすごく増えると思います。
これは人も同様、のどが渇いているということはその環境が快適ではないということのサインです。
また、ハァハァとした息づかいは暑さを表に出すサインのひとつ、舌を出して、少しでも身体を冷やしたい証拠です。
人間は全身に汗腺があり、汗をかくことで体温調整を行いますが、汗腺が肉球や鼻にしかなく、全身が毛で覆われている犬は暑さに弱く、体温調整が苦手です。
こうした行動が見られたらエアコンによる温度調節をしてあげましょう。
また、「温度」だけでなく「水分」「食事」に気をつけ、適切な対処を行ってください。
食欲がない場合は、ドライフードをお湯でふやかして食べやすくしたり、いつでも新鮮な水を飲めるように準備してあげましょう。
人の花粉症対策と同じで、アレルゲン物質を減らすことができれば、犬も予防ができます。
今回は飼い主さん必見となる、花粉症対策法についてご紹介したいと思います。
犬の花粉症とよべるアレルゲン物質は「ブタクサ」という花粉の飛散です。
ブタクサは秋に飛散量が多くなります。
この時期には散歩をなるべく控えるようにしましょう。
また、花粉症対策は人と一緒で、花粉に触れない、持ち込まないことを意識します。
時期のみならず、飛散する時間帯もチェックしましょう。
飛散量が多いといわれるのは、13時~15時、17時~18時頃ですから、これらの時間帯のお散歩は避けておきましょう。
それでもお散歩に行きたい場合には、花粉の付着を減らすために洋服を着せましょう。
犬の体毛に花粉がつき、毛づくろいをしてしまうと花粉症の症状が現れることもあります。
できるだけ洋服を着せてからお散歩させましょう。洋服なら、玄関前で洋服を脱がせることで室内に花粉を持ち込まない対策にもなります。
お散歩から帰宅したら、ブラッシングをしてりシャンプーの回数を増やすことにより付着した花粉を落とすこともできます。
ちなみに、そのままブラッシングをしてしまうと、花粉が室内に舞ってしまいます。
空気清浄機を稼動させたり、花粉を吸着するスプレーを体毛にかけた上でブラッシングしましょう。
また、ブラッシングで落としきれなかった花粉はシャンプーで落とします。
シャンプーの回数が増えると皮膚が乾燥してしまうこともあります。できるだけ敏感肌用のシャンプーを使ってあげましょう。
「犬にも花粉症はあるの?」と、疑問に思う飼い主もいるでしょう。
結論から先に言えば、犬には花粉症はありません。
人間の場合には、花粉が原因で「くしゃみ」「鼻水」「目の痒み」が現れるものの、犬に現れることはありません。
今回は犬にも現れる「花粉」にまつわるとある症状について解説したいと思います。
花粉症になることはないにしても、犬でもある種の花粉がもとになってアレルギーを引き起こすことが知られています。
その植物が杉ではなく「ブタクサ」です。
犬のアレルギー症状を引き起こすアレルゲン物質で、ブタクサの花粉の飛散量が多くなるのは8月から11月となる秋口です。
この時期に様々な症状が現れることもあります。この花粉によるアレルゲン物質が、いわゆる花粉症とよばれていると言えます。
ブタクサによるアレルギー症状としては「皮膚症状」「消化器症状」があります。
犬の具体的な症状としては、体全体のかゆみ、脱毛、フケ、下痢、嘔吐などです。
人の場合には、クシャミや鼻水、涙などの症状が現れますが、犬の場合には花粉症によるクシャミや涙などは現れません。
この違いはアレルギー物質を生産している細胞の分布されている場所の違いだといいます。
そのため、体調をチェックするには普段からスキンシップをとっておくことも大事になるでしょう。
花粉の飛散時期に症状が出る場合、早めに獣医師に相談しましょう。
かかりつけ医がいるなら花粉症対策についてのアドバイスを受けておくと良いでしょう。
症状が出ている場合、必要に応じて適切な治療を受けることもできます。
犬は当たり前に寒いとは伝えることができないので、飼い主がそのサインに気づくしかありません。
そのサインは人と同じなので、毎日コミュニケーションを取っているならサインを見逃すことはないでしょう。
分かりやすいサインとしては、小さく丸くなっていたり、小刻みにブルブルと震えていたり、毛布にもぐったまま顔を出さないという場合は寒いと考えてよいでしょう。
また、決定的なのは普段、率先して行きたがる散歩に行きたがらない場合には寒くて外に出たくないと考えられます。
その場合、外気温をチェックしてみましょう。
もしも、気温がグッと低いのなら明らかに寒くて外に出たくないというサインになります。
室内犬が寒がっているときは、外に出るときだけではありません。室温が低ければ、犬も体調を崩してしまいます。廊下や窓際の冷え込みには特に注意が必要になり、ケージは温かい場所に移動させましょう。
室内犬でもカラダを動かすためであったり、ストレス軽減のために寒い冬でも散歩に連れ出すことは必要になります。
飼い主にとってこの時期の散歩での注意点というと、外気温の差が激しいことによる体調不良に気を配ることです。暖かい室内から急激な温度変化のある室外に出すだけで、身体がこわばる犬もいます。
特に注意が必要になるのはシングルコートの犬種、被毛の短い犬種です。ミニチュアダックスやフレンチブルドッグなどの小型犬も体温調節機能を十分に果たせないため、十分な寒さ対策を心がけましょう。
散歩に出かけるなら、飼い主が寒さ対策として洋服を着込むように愛犬にも洋服を着用させたり、暖を取りながら散歩をするなどの工夫をしましょう。
また、室外のみならず、室内での犬の寒さ対策については、寒い場所を避けて暖房器具を使いましょう。
ちなみに、暖房を使って寒さ対策をすることは犬にとって居心地がよいと勘違いする飼い主もいます。
しかし、犬からすれば、暖房が要らないと思っているかもしれません。
十分暖かいから「暖房を切って」とは言えないので、逃げ場も作っておきましょう。