ダックスフントはドイツ原産の犬種で、長い胴に短い脚が特徴の有能な狩猟犬のひとつです。
活発で運動好きな犬種なので、お散歩は欠かせません。
ダックスフントのなかでも特に人気の高いミニチュアダックスにスポットを当てお散歩方法を紹介します。
ミニチュアダックスは、ダックスフントの一種で中間の大きさに位置づけられます。
ダックスフントは大きさによって分類しているので、ミニチュアダックスという犬種があるわけではありません。
では、このミニチュアダックスに適した散歩時間や距離はどれくらいなのでしょうか。
狩猟犬のため小型犬にも関わらず、たくさんの運動量が必要です。
1日に1時間くらいの散歩が適しています。
1日にする散歩回数は2回から3回が目安なので、1回の散歩時間は20分から30分となります。
1日の散歩距離としては2kmから3kmといったところでしょうか。
小型犬の散歩距離目安が1kmから2kmといわれているので、
このことから同じ小型犬でもミニチュアダックスはたくさんの運動量が必要ということがわかります。
脚が短いので、速く歩く必要はありません。
人がゆっくり歩くくらいのスピードで大丈夫です。
そしてお散歩するタイミングは、食前を選びましょう。
なぜなら、食後のタイミングを選ぶと胃捻転や胃拡張のリスクが考えられるので食前がおすすめです。
最後に散歩する時の注意点をあげていきます。
ミニチュアダックスは、好奇心が旺盛なので何かに熱中することがあります。
そのまま道路に飛び出したりすると危険なので、リードをつけてお散歩してください。
ただし、伸縮性のあるリードだと意味がないので普通のリードを使ってください。
お散歩は運動不足解消だけではなく、ストレス解消もかねています。
少しでも長く愛犬といるためにも欠かさずにしてください。
18世紀、産業革命を機にイギリス人がフランスにわたったとき、
いっしょに連れていたブルドッグ(イングリッシュブルドッグ)が元となり、
パグやテリアと交配させて誕生したといわれています(諸説あり)。
ブルドッグは、当時イギリスで流行していた「牛いじめ(bullbaiting)」という見せ物で、
“牛と戦える犬種”を目的に誕生しました。
鼻がつぶれているのは、牛に噛みつきやすくするためだったのです。
闘犬としてイギリスで一躍有名になったブルドッグですが、1835年に同国で動物虐待法が成立。
牛いじめを含めた、さまざまなブラッドスポーツ(動物を虐待し、見せ物にするスポーツ)が禁止されました。
これをきっかけにブルドッグを小型化し、闘争心を排除しようということになり、
誕生したのがフレンチブルドッグだといわれています。
また、フレンチブルドッグ独特の大きな立ち耳は「バット・イヤー(こうもり耳)」と呼ばれる形ですが、
フレンチブルドッグが品種として固定されるまでの間、
ブルドッグの特徴的な耳「ローズ・イヤー(耳先が巻いて耳朶が見える)も認められていました。
しかしアメリカの繁殖家たちがこれに異議を唱え、フレンチブルドッグの耳はバット・イヤーが標準であるとして、
固定されたといういきさつがあります。
フレンチブルドッグは人なつこく、明るい性格です。
人と遊ぶのが大好きで、気に入った遊びがあると何度も要求してきます。
とっても頭がいいので、トレーニングをすれば高度な遊びも可能。
でも、突然飽きてどこかへ行ってしまったり、急に眠りはじめるなど自由奔放な面もあります。
とっても甘えん坊で人肌が大好きなので、
抱っこをされたり寄りそうことに幸せを感じます。
基本的に穏やかな性格で神経質な面は少ないため、無駄吠えが起こりにくい個体が多いようです。
世界には畜犬団体に公認された犬種が340種余り存在しますが、
その中で特に個性的で知名度の高い犬種、ダックスフント。
そんなダックスフントの歴史は古く、今回はダックスフントについてお話ししたいと思います。
ダックスの先祖と考えられている犬は、スイス地方原産のジュラハウンドや中型のピンシェルなどの獣猟犬たちです。
これらの犬を交配させて12世紀頃にダックスの基礎となる犬が誕生しましたが、
ここから犬種として確立されるまで、数百年を要しています。
ダックスの基礎となった犬たちは、胴も脚も一般的な長さでしたが、穴に潜むタイプの獲物である、
アナグマ、キツネ、野ウサギ猟に使われるうちに、少しずつ体型が変化し、
そのような個体を人間が目にとめて繁殖に用いた結果、徐々に胴長短足の体型になっていきました。
ダックスフンドという名前は、
ドイツ語でアナグマを意味するダックス(Dachs)と犬を意味するフント(Hund)が由来とされています。
ダックスにはスタンダード、ミニチュア、カニンヘンの3サイズがあります。
現在のスタンダード・ダックスは9kgほどの体重ですが、初期のダックスが活躍した16世紀当時は体が大きく、
獰猛なアナグマと戦うため体重も最大で20kgくらいありました。
1875年頃に描かれた絵画から、
当時のスタンダード・ダックスがアナグマと変わらない大きさをしていることが分かります。
そこでミニチュア・カニンヘンダックスは野ウサギやネズミ、イタチなど小型の獲物を狩る為に作出されました。
ダックスフンドの毛質はスムースヘアード、ロングヘアード、ワイアーヘアードの3種類あります。
スムースにはミニチュアピンシャー、ロングにはパピヨン、
ワイヤーにはミニチュアシュナウザーを交配に使用することを決め、
現在のような洗練された姿に発展していきました。
ジャパンケネルクラブによると、スタンダードは体重9~12kg(胸囲35cm以上)、
ミニチュアは体重5kg以下(胸囲30~35cm)、
カニンヘンは体重3~3.5kg(胸囲30cm以下)を理想とします。
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心肺蘇生術とは、呼吸や心臓が完全に止まってしまったか、
もしくはそれに近い状態にある患者に対し、
意識の確認・気道確保・人工呼吸・心臓マッサージなどの救急救命処置を施すことです。
犬がおぼれた、交通事故にあった、熱中症にかかった、原因は分からないが突然昏倒した、
など事故や病気で突然犬の心肺が停止してしまった場合、
以下で説明する心肺蘇生術をマスターしておけば、延命できる可能性が高まります。
いざとなったときこのような行動を冷静に実行できるように
しっかりとイメージして手順を頭の中に入れておきましょう。
犬が倒れてぐったりしているのを発見したら、まず心肺機能、すなわち呼吸と心拍の有無を確認します。
右側を下、左側を上にして寝かせ、背中側に位置取りしましょう。
このポジションが心肺蘇生術の基本体勢となります。
またこのとき、周囲の人に頼んで車を手配してもらいます。
もし協力者が見つからない場合は自分で呼ぶことになりますが、
最寄の動物病院の位置は日ごろから携帯端末などに保存しておくと便利です。
まずは犬が息をしているかどうかを確認します。主な呼吸の確認方法は以下の3つです。
「呼吸の確認方法」
・胸に手を当てて上下動しているか
・口元に耳を近づけて呼吸音が聞こえるか
・口元に手を当てて呼気を感じることができるか
呼吸と同時に心拍の有無を確認します。
心臓の鼓動を確認するための拍動点はいくつかありますが、
犬の大きさや体型により触知が難しいこともあります。
自分が飼っているペットの拍動点を事前に触知できるようトレーニングしておくことも重要です。
「心拍の確認方法」
・心臓
前足を持ち、ひじを胸に向かって引き寄せ、接触した部分がおおまかな心臓の位置です。
ここに指先をあて、心拍を確認します。
ただし太った犬などでは触知するのが難しいため、念のため他の心拍確認点も把握する必要があります。
・前足の動脈
前足の親指付近を指先で触ると、前肢動脈の拍動を感じることができます。施術者から遠いのが難点です。
・後足の動脈
後足の親指付近を指先で触ると、前肢動脈の拍動を感じることができます。施術者から遠いのが難点です。
・太ももの動脈
3本の指を太ももの内側に滑らせていくと太ももの大腿動脈の拍動を感じることができます。
施術者の手が届きやすいという利点はありますが、短時間ですぐに触知するためには事前の練習が不可欠です。
アレルギー
アレルギー反応を引き起こす「アレルゲン」に対する血液中の抗体価は、
夏から秋にかけて増える傾向があるようです。
ノルウェイ国内に暮らす161犬種1,313頭の犬を対象とし、
血清に含まれるアレルゲン特異的IgE抗体のレベルが計測されました(Bjelland, 2014)。
アトピー性皮膚炎の疑いがあるとして検査に回された血液サンプルを調べた所、
84.3%で少なくとも1種類のアレルゲンに対するIgE抗体の上昇が見られたと言います。
アレルゲンとして最も多かったのは室内にあるもので、
具体的にはアシブトコナダニ(84.0%)、コナヒョウヒダニ(80.2%)、ケナガコナダニ(79.9%)などでした。
また屋外のアレルゲンとして最も多かったのはヒメスイバ(40.0%)でした。
季節性を調べた所、冬から春にかけて採取された血液サンプルよりも
夏から秋にかけて採取されたサンプルの方が抗体価の上昇が多く見られたそうです。
非常にたくさんありますが、上記調査で多く報告されたダニ類に関しては
部屋やぬいぐるみの掃除をこまめに行ったり、
HEPAフィルター付きの空気清浄機を回すことである程度は軽減することが可能です。
特に夏から秋にかけては意識的に増やすようにしましょう。
いがみ合い・攻撃性
晩夏~初秋にかけて起こりやすいメス犬の発情期に合わせ、犬同士の敵対行動が増えるかもしれません。
メス犬を屋外で飼育した場合、日照時間の影響から晩夏~初秋に発情することが多くなりますので、
野犬と同じように体内におけるホルモンバランスの変化から犬同士のいがみ合いが増えるかもしれません。
避妊手術をすれば発情期自体がなくなりますので発情サイクルに関連した心配事もなくなってくれるでしょう。
・水難事故
プール開きや海開きが行われる夏は水泳や海水浴を楽しむ季節です。
犬も水遊びが大好きですが、好き勝手に遊ばせておけばよいというわけではありません。
以下は夏に多い水難事故のパターンです。
溺れる
足がつかないくらい深い水に入った犬は本能的に「犬かき」(doggy paddle)を行い、
足が付く場所まで自力で泳ぎつくことができます。
しかし川や海など水流がある場所ではそううまくはいきません。
流れに押し流されてそのまま溺れてしまうことがありますので、
犬に水浴びをさせるときは水流がない場所を選ぶようにしましょう。
また子供用プールで遊ばせるときは、必ず飼い主が監督し、水は足がつくくらいの深さに止めておきます。
水中毒
水流がない湖は一見安全そうに見えますが、水を飲み込みすぎて中毒に陥るというケースがあります。
2017年8月、アメリカ・カリフォルニア州にある湖で、
投げ入れられた棒を取ってくるフェッチ(取ってこい)をしていた犬が突如として死んでしまいました。
死因は大量の水を飲み込みんだことによる低ナトリウム血症(水中毒)だったとのこと。
棒を取ろうとして口を開けた時に水が入ったものと推測されます。
犬に水浴びをさせながらのフェッチ(取ってこい)は控えた方が賢明かもしれません。
海においてこれをやると、水中毒のほか塩水を飲み込むことで急性食塩中毒に陥る危険もあります。
何気なくやってしまいそうな行動ですが、とても危険な行為ですので注意してください!
犬とのドライブでは気をつけるべきポイントがありますが、
今回は、その中でも夏に気をつけて欲しいポイントをご紹介していきます。
最近は最高気温が40℃近くになる日も多くありますので、十分気をつけてください。
車にまつわる事故は少なくありませんので事前にシミュレーションしておく必要があります。
・車内熱中症
車の中は風通しが悪くあっという間に温度が上昇してしまいます。
実験では気温が22℃のとき、1時間で車内温度は47℃に達し、気温が31℃のときはわずか10分で40℃に達し、
さらに1時間で60℃に達したそうです。
気温が29℃、湿度90%の車内に閉じ込められた犬の50%は平均48分で死ぬという恐ろしいデータもあります。
ですから少し窓を開けていたら大丈夫だろうと思わず、
暑さに弱い犬を絶対に車内に置き去りにしてはいけません。
・首吊り事故
犬に首輪を装着した状態で固定していると、窓から飛び出して首吊り状態になってしまうことがあります。
犬を車内に係留する際は首が締まらないハーネスや犬用シートベルトを用いたほうが良いでしょう。
夏は空気の入れ替えで窓を開ける機会が多くなると思いますので、気をつけてください。
・車内から投げ出される
たとえ犬にハーネスを装着していても、それをどこにもつないでいないと全く意味がありません。
ハーネスやシートベルトを装着していても、それが固定されていないと全く意味がありませんので、
少しそこまでいつもの道だからと油断せず、必ず安定性がある場所につなぐようにしましょう。
7月の中旬になり、梅雨も開ければ本格的な暑さがやってきます。
夏の暑い日差しは容赦なく犬の背中を照りつけます。
また太陽光に熱せられた地面は犬の肉球をじりじりと焼き焦がします。
ちょうど2面グリルでサンマを焼いている状態と同じですので、火傷を負ってしまうリスクが劇的に増加します。
夏になると日差しが強くなり、立っているだけで頭がクラクラしてきますが、それは犬でも同じです。
犬の体は被毛で覆われており太陽光をある程度は遮断してくれますが、完全にガードできているわけではありません。
被毛の隙間を縫って地肌に届いた放射熱が皮膚を焼き、「日光皮膚炎」を引き起こしてしまうことがあります。
特に被毛が黒に近く日光を吸収しやすい犬種では要注意です。
日光皮膚炎と同じくらい危険なのが肉球の火傷です。
長時間太陽を浴びた地面やアスファルトは驚くほど高熱になっていることがあります。
ひどいときは60℃近くに達し、道路の熱だけで目玉焼きを作れるくらいです。
にもかかわらず、日中の最も太陽が暑い時に犬を散歩に連れ出す飼い主が後をたちません…。
気温が高まる夏に散歩を行うときは、まず日差しが比較的弱い日の出近くや日没近くに時間をずらすようにします。
そして必ず飼い主自身が地面をタッチし、熱くなっていないことを確認しましょう。
目安は「手のひらをペタッと10秒間つけても大丈夫」です。
夏の間だけに被毛を短く刈りこんでしまう「サマーカット」は要注意です。
地肌が見えるくらい短くしてしまうと、太陽光が直接皮膚に届き逆に日光皮膚炎の危険性を高めてしまいます。
カットするときは太陽光をある程度遮断してくれるくらいの長さを保つようにしてください。
犬との生活において、夏に注意しなければならないことをご紹介していきます。
毎年暑さを更新している夏に突入しましたので、なんとなく知ってるから大丈夫ではなく、再確認していきましょう。
日差しが強くなり、太陽が出ている日照時間が伸びる夏においては、
犬が火傷を負ったり熱中症にかかるリスクが劇的に増えます。
熱中症とは体温をうまく下げることができず、平熱を上回った状態が続いて体調不良に陥ってしまうこと。
犬においては体の芯の温度(直腸温)が41℃を上回ったときに熱中症と診断されます。
犬は汗をかかない分、人間に比べて体温を下げることがあまり得意ではありません。
その結果、人間が「暑いなぁ」くらいに感じている時、犬は「暑くて死にそう!」と感じている可能性があります。
夏場の散歩は外気温や日差しの強さを確認し、日の出や日没など涼しい時間帯にずらしてあげるのが基本です。
また携帯用の水は絶対に忘れないでください。熱中症における犬の死亡率は30~50%と報告されています。
ひとたび発症すると、昨日まで元気だったペットと突然のお別れをしなければならなくなりますので、
飼い主が責任を持って確実に予防してあげましょう。
日中の強い日差しを避け、散歩時間を日の出近くや日没近くにずらすのは良いことです。
しかし日の光があまりにも少ないと周囲の見通しが悪くなり、事故に巻き込まれてしまう危険性が高まります。
日没後は太陽光が少なく歩きやすくなる反面、見通しが悪くなって思わぬ事故に巻き込まれてしまう危険性があります。
車や自転車の運転手から見えやすいよう暗い色の服を避ける、
人工灯がある場所を選んで歩く、犬に反射板を取り付けるといった配慮が必要となるでしょう。